【睡眠薬】依存性のない安全な睡眠薬5選

2023年12月29日金曜日

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不眠症は、成人の約30%が経験する、ありふれた症状です。不眠症の治療には、睡眠薬がよく使われます。しかし、睡眠薬には、依存性や副作用などのリスクが伴うため、安全に使用することが重要です。

ここでは、安全性の高い睡眠薬4選を紹介します。

  1. 商品名「ベルソムラ」(スボレキサント)
  2. 商品名「デエビゴ」(レンボレキサント)
  3. ダリドレキサント
  4. 商品名「ロゼレム」(ラメルテオン)
  5. 商品名「デジレル」「レスリン」(トラゾドン)

商品名「ベルソムラ」(スボレキサント)

デュアルオレキシン受容体拮抗薬で、不眠症に対する効能・効果を有する睡眠薬。日本では2014年9月26日に承認されました。

中途覚醒向きの睡眠薬です。

ゾルピデム(マイスリー)と比較して、依存性、耐性、反跳性不眠や離脱作用が生じにくいとされています。

商品名「デエビゴ」(レンボレキサント)

レンボレキサントは、オレキシンの受容体OX1RおよびOX2Rの二重拮抗薬です。2020年1月23日、日本での使用が承認されました。

入眠に効果がある睡眠薬です。

ゾルピデム(マイスリー)と比較して、依存性、耐性、反跳性不眠や離脱作用が生じにくいとされています。

ダリドレキサント

ダリドレキサントは、オレキシン受容体拮抗薬と呼ばれるタイプの睡眠薬です。オレキシンは、脳の覚醒を促す物質です。ダリドレキサントは、オレキシン受容体に結合して、オレキシンの働きを阻害します。これにより、脳の覚醒状態が抑えられ、睡眠に導かれると考えられています。

ダリドレキサントは、依存性や耐性のリスクが低いと期待されています。また、翌朝の眠気が少ないという特徴もあります。

アメリカで2022年5月に処方開始された一番新しいオレキシン受容体拮抗薬です。日本では未承認で、2024年に承認が見込まれています。

商品名「ロゼレム」(ラメルテオン)

睡眠に深く関わるホルモン『メラトニン』の受容体に作用することで、睡眠と覚醒のリズムを整えて、脳とカラダを「寝付きやすい状態」にします。

効き目の弱い薬ですが、睡眠と覚醒のリズムを整える効果が期待できます。

商品名「デジレル」「レスリン」(トラゾドン)

トラゾドンは、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬に分類される薬剤です。セロトニン受容体に作用して、睡眠を促す働きがあります。依存性や耐性のリスクが低いとされています。また、抑うつ症状の改善にも効果があるため、不眠症と抑うつ症状を併発している場合に適しています。

トラゾドンは依存、耐性のリスクが低いメリットがあります。

適切な治療

なお、睡眠薬は、自己判断で使用することは危険です。不眠症の症状がひどい場合は、医療機関を受診して、適切な治療を受けることが大切です。

安全に睡眠薬を使用するためのポイント

睡眠薬を使用する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 医師の指示に従って、正しく服用する
  • 必要な期間のみ服用する
  • 副作用が現れた場合は、すぐに医師に相談する

まとめ

睡眠薬は、不眠症の症状を改善する有効な治療法ですが、安全に使用することが重要です。

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