Diners Clubカードをご利用の皆様に、残念なお知らせが届きました。
カード付帯保険の適用条件および補償内容が大幅に改定され、特に海外旅行傷害保険の自動付帯が廃止されるという大きな変更です。長期旅行や海外出張が多い方は、今後の旅の計画に影響が出る可能性があります。
今回は、この改定内容を詳しく解説し、長年のDiners Clubカードユーザーである筆者の経験から、その影響と取るべき対策を考察します。
変更されるポイントの概要
今回の改定で特に大きな影響があるのは、以下の2点です。
1. 海外旅行傷害保険の自動付帯廃止
これまで、Diners Clubカードを持っているだけで自動的に適用されていた海外旅行傷害保険が、「旅行代金をDiners Clubカードで支払った場合のみ適用される」利用条件付きに変更されます。
2. 外貨盗難保険の廃止
一部の券種に付帯していた外貨盗難保険が、完全に廃止されます。
長期旅行者が受ける影響と具体的な対策
最も影響が大きいのは、やはり海外旅行傷害保険の自動付帯廃止です。
長期間の海外旅行では、インフルエンザやケガなど、体調を崩すリスクが高まります。過去の経験からも、バンコク、ホーチミン、香港、ロンドンなどで実際に保険のお世話になったことがあるため、海外旅行傷害保険は欠かせません。
今回の変更で、保険を適用させるためには、旅費をDiners Clubカードで支払う必要があります。
【対策】
- 航空券やツアー代金の決済を徹底: 飛行機代や旅行会社のパッケージツアー代金を、必ずDiners Clubカードで支払うように徹底しましょう。
- 公共交通機関の利用に注意: 行き帰りの交通機関で、バスや電車などDiners Clubカードが使えない場合や、運賃が安く利用を意識しなかった場合に、保険が適用されないリスクがあります。
- 複数のカードで備える: 万が一に備え、海外旅行傷害保険が自動付帯の別のカードを予備として持っていくことも検討しましょう。
国内旅行傷害保険については、影響は少ないと考えられます。
まとめ:Diners Clubカードの改悪は今後も続く?
近年、Diners Clubカードのサービス改悪が続いています。年会費無料の条件がなくなるなど、サービス内容が縮小され続ければ、メインカードとしての利用を見直す時期が来るかもしれません。
今回の変更は、カードの利用頻度が高い方にとっては影響が少ないかもしれませんが、無意識に保険に頼っていた方にとっては大きな変更です。今後は旅の計画を立てる際に、付帯保険の適用条件をしっかり意識する必要があります。
0 件のコメント:
コメントを投稿