憲法改正には反対ではないけど、他にももっと優先されるべき課題はあると思います。例えばベーシックインカム。なぜならベーシックインカムには格差是正と経済再生の両面で絶大な効果が期待できるからです。しかも今の日本の状況や日本人の気質に合っていることもあり導入は容易だと思います。
ベーシックインカムとは
ベーシックインカム(basic income)とは最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するという構想。
参考:ベーシックインカム
ベーシックインカムで日本経済は活性化する
日本経済は長期停滞中。日銀の空前の金融緩和は個人消費に繋がらず、まったく効果なし。「将来の不安」を抱える心配性の日本人はそう簡単に消費しません。日本ではトリクルダウン理論は通用しませんでした。
ベーシックインカムはその「将来の不安」を一掃します。毎月キャッシュが支給されるとなれば誰も将来に不安を感じません。そして個人消費は伸びていきます。そして企業が潤い、国も潤うのです。トリクルアップです。日本経済はベーシックインカムがもたらすトリクルアップ効果で再生するのです。
ベーシックインカムの財源
全国民にキャッシュを支給するのですから、当然膨大な財源が必要になります。基本的には大企業と富裕層への増税で一時的に負担してもらうのが良いでしょう。あくまで一時的に。なぜなら増税は一時的には大企業や富裕層の負担になりますが、ベーシックインカムにはトリクルアップ効果があるので、少し遅れますが大企業や富裕層も潤すことになるのです。
これを消費増税でまかなうと景気浮揚効果が薄れます。なぜなら庶民の消費マインドが後退するからです。つまりベーシックインカムを導入しても日本経済は再生しないということになります。いっそ消費減税くらいした方が良いでしょう。ベーシックインカム導入のためであれば、「悪魔の手法」といわれる日銀の国債引き受けは「天使の手法」となりうるでしょう。
ベーシックインカムのメリット
ベーシックインカムには他にもたくさんメリットがあるといわれています。
貧困対策、少子化対策、地方の活性化、社会保障制度の簡素化、行政コストの削減、労働意欲の向上、景気回復、余暇の充実、非正規雇用問題の緩和、ブラック企業の矯正、産業空洞化の防止、消費税の逆進性の解消、失敗を恐れずに経済活動でき、学生が勉学に励むことができる
参考:ベーシックインカム
まとめ
次回の総選挙では憲法改正ではなく、ベーシックインカムが選挙の争点になると思います。各政党のベーシックインカムに対する取り組み方を吟味して投票したいと思います。
掲載している写真はシャッターストックにて販売しています。
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