2017年に読んだ本の感想などです。ネタバレあるので注意してください。随時追加しています。
海の見える理髪店 荻原浩
2016年上期の直木賞作品。いい話の短編集。良い作品だとは思いますが、個人的にはあんまり面白くなかったです。
ポイズンドーター・ホーリーマザー 湊 かなえ
あんまり面白くなかったです。湊かなえって作品の質にバラツキが結構ある気がします。面白い作品も多いけど、つまらない作品も多いと思います。
人魚が眠る家 東野圭吾
久しぶりの(ファンに怒られるかも)傑作。「白夜行」や「手紙」並みに引き込まれる作品です。書き出しは本当に天才的。そしてテンポよくストーリーが展開されている。登場人物の描写が簡潔でわかりやすい。言葉を操りすぎるそこらへんの作家とは違いますね。今日本で最高の作家だと思います。
図解 ピケティの「21世紀の資本」
あまたあるピケティ解説本ですが、これは余り出来がよくない。原書を読んだ方がましかも。
怪しい人びと 東野圭吾
かなり古い短編集。東野圭吾らしい読みやす作品が多いです。正直、東野作品としてはあまり良い出来ではないと思います。
死体入門!
そこそこ面白かったです。
まんがでわかるピケティの「21世紀の資本」
「21世紀の資本」の翻訳者の監修だったので読んでみました。この手の漫画解説本としては「もしドラ」が元祖ですが、そこまでは良くできてないですね。
神の値段 一色さゆり
『このミステリーがすごい!』大賞受賞作ということで読みました。画商というテーマが興味深く、楽に読み進められました。謎めいた美術家の設定も面白かったです。ただ最後の落ち(犯人が被害者の夫)が当たり前すぎるのが残念。
サファイア 湊かなえ
最初の短編がツマラナイ感じでしたが、後はなかなか面白い話が続いてました。最後の2編だけは続き物で、一番面白かったですね。
数をめぐる50のミステリー―数学夜話
タイのことがマンガで3時間でわかる本
絶唱 湊かなえ
久しぶりの湊かなえ作品でしたが、つまらなすぎ。途中で読むのやめました。
女王はかえらない
『このミステリーがすごい!』大賞受賞作ということで手にしました。名前のトリックも含めてかなり面白かったです。大好きな湊かなえ寄りの作品。第一章、第二章が多少読むのが面倒くさい。ここはもっと簡潔に描いてほしかった。別の作品も読んでみたい。
アイネクライネナハトムジーク
題名にひかれて手にした。最後にすべての糸がつながる的な小説。序盤から引き込まれることはないので、読み続けるのがかなり面倒。軽くて読みやすいのですが、もっと簡潔に書いてほしいです。
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