膨大な写真ライブラリの管理に頭を悩ませていませんか? Lightroomを使えば、25万枚のような大量の写真でも、フォルダとコレクションを戦略的に使い分けることで、驚くほど効率的に整理・管理できます。この記事では、プロの写真家も実践する、シンプルで強力なワークフローをご紹介します。
ステップ1:物理的な「フォルダ」で写真を整理する
まず、写真の物理的な保管場所であるフォルダを整理します。ここでは、時系列を最優先にしたシンプルな階層構造が鍵となります。
おすすめのフォルダ構成
最も分かりやすく、拡張性も高いフォルダ構成は以下の通りです。
年
→ カメラ名
→ 月
2025年
├── D750
│ ├── 2025-08
│ └── 2025-09
└── iPhone
├── 2025-08
└── 2025-09
なぜこの構成がいいの?
-
時系列で探しやすい:
「去年の夏に撮ったD750の写真」を探すとき、
2025年
→D750
→2025-08
と直感的にたどれます。 - 物理的な分離: メインカメラ(D750)とスマートフォン(iPhone)の写真を完全に分けて管理できます。
スクリーンキャプチャの扱い方
写真とは用途が異なるスクリーンキャプチャは、別のフォルダにまとめて管理しましょう。
スクリーンキャプチャ
→ PC
/
iPhone
なぜなら、スクリーンキャプチャは「いつ撮ったか」よりも「何のためのメモか」が重要だからです。時系列ではなく、PCかiPhoneかというシンプルな分類に留め、Lightroomのコレクション機能で内容別に整理します。
ステップ2:論理的な「コレクション」で写真を活用する
フォルダが物理的な「保管場所」なら、コレクションは目的に応じた「整理箱」です。時系列のフォルダ構成とは別に、自由な分類で写真を活用しましょう。
コレクション構成の例
コレクションは、コレクションセット(大分類)とコレクション(小分類)の2階層で作成するのがおすすめです。
-
ベストショット
コレクションセット2025年ベスト
ポートレート
風景
-
ブログ・SNS用
コレクションセットブログ候補
インスタ用
-
旅行
コレクションセットヨーロッパ旅行2013
沖縄旅行2024
コレクション活用のワークフロー
- 読み込み: 撮影日を基準に、年/カメラ/月のフォルダに写真を読み込みます。
-
一次選別: 現像したい写真には
P
フラグ、不要な写真にはX
フラグを付けます。 -
二次選別:
P
フラグの写真の中から、5段階のレーティング(1〜5キー)でベストショットを評価します。 -
コレクションへ自動振り分け:
レーティングやキーワードを条件に、スマートコレクションで写真を自動的に分類します。たとえば、
ベストショット
コレクションセット内に「レーティングが5つ星」というスマートコレクションを作成すれば、最高の写真が自動的に集まります。 - ステータス管理: カラーラベルを使って、写真の現像や公開のステータスを管理します。
まとめ
このワークフローに従えば、膨大な写真も迷うことなく整理できます。
-
フォルダ:
年
→カメラ
→月
でシンプルに物理保管 -
コレクション:
ベストショット
や旅行
といった目的に合わせて柔軟に整理
この2つの機能を使いこなすことで、あなたの写真ライフはもっと快適になるはずです。
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