皆さん、こんにちは。今日は少し、私の個人的な話をさせてください。
実は私、**「重度の歯周病」**と診断されています。
初めてその言葉を聞いたとき、頭が真っ白になりました。歯周病という言葉はもちろん知っていました。歯茎が腫れたり、血が出たりする、よくある病気だと思っていました。でも、まさか自分が「重度」で、骨まで溶けているなんて…。
「なんで私が…」絶望から始まった治療の日々
鏡を見るたびに、歯茎が下がり、歯が長くなっているように感じました。冷たいものがしみる、歯磨きすると血が出る、口臭が気になる…日々の小さな不快感が、実は重度のサインだったことに、なぜもっと早く気づかなかったのか。自分を責めるばかりでした。
診断されてからの治療は、想像以上に過酷なものでした。
何度も通う歯医者。
歯の根の奥深くをきれいにする処置(SRP)。
時には、外科的な手術も必要になると言われ、目の前が真っ暗になりました。
治療中の痛みや不快感。
そして、何よりも「これで本当に良くなるのだろうか」という不安。
正直、何度も心が折れそうになりました。「もういいや」と投げ出したくなる日もありました。
私の心を支えた「小さな希望」と「出会い」
そんな絶望の淵にいた私を救ってくれたのは、担当の歯科医師と歯科衛生士さんの、温かく、そして諦めない姿勢でした。
「大丈夫ですよ。時間はかかりますが、一緒に治していきましょう。」 「今日の歯磨き、すごく上手になりましたね!」 「少しずつですが、確実に良くなっていますよ。」
彼らは、小さな変化も見逃さず、常にポジティブな言葉をかけてくれました。歯周病は、一度進行すると元に戻すのが難しい病気だと言われますが、彼らは決して「もう手遅れだ」とは言いませんでした。
そして、私自身も「このままではいけない」と強く思うようになりました。
毎日の丁寧な歯磨き(フロスや歯間ブラシも欠かせません)。
言われた通りの定期的な通院。
食生活の見直し。
一つ一つは地味なことですが、これを続けることで、少しずつですが、本当に少しずつですが、歯茎の色が健康的なピンクに戻り、出血が減り、口臭も気にならなくなってきたのです。
歯周病は「治る」ではなく「止める」「管理する」病気
今、私は「歯周病は完治しない」という現実も受け入れています。一度溶けてしまった骨は、簡単に元には戻りません。でも、大切なのは、**「進行を止めること」「現状を維持し、管理していくこと」**だと学びました。
これは、一生涯続く自分との闘いです。でも、私はもう一人ではありません。頼れる歯科チームがいます。そして、何よりも「自分の健康は自分で守る」という強い気持ちが芽生えました。
もし今、歯周病で悩んでいる方がいたら、伝えたいです。
「諦めないでください。」
私もまだ治療の途中です。でも、少しずつでも前向きに進むことで、必ず光は見えてきます。信頼できる歯科医院を見つけ、一緒に闘ってくれるパートナーを見つけてください。
あなたの歯の健康が、あなたの未来を明るく照らすことを願っています。
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